2022年4月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
このゴールデンウィークには日本から約3年ぶりと
ようやく来られた方もおられましたが実際には
まだ限られた数であり、夏にはもう少しまとまった
渡航者数になると見込まれています。
金利の上昇に関して、今後さらに上がる前に購入しておこう
というバイヤーの動きからか、買いにブレーキがかかる傾向
は4月の統計では見られていません。
2022年4月のオアフ島の統計を共有させて頂きます。
Oahu Monthly Statistical Report - April 2022 (hicentral.com)
4月の売上件数は前年同月から緩やかな変化で
戸建てで2.7%の減少、コンドミニアムで4.2%上昇でした。
しかし中間価格においては前年同月と比べると2桁の上昇を見せており
4月の戸建ては$1,105,000と前年比19.1%増加、
コンドミニアムは$510,000と前年比13.3%に達しました。
売上件数において戸建ての$1,000,000~$1,399,999の価格帯
で46%と最大の上昇を見せました。
$700,000~$999,999の価格帯は4月の契約件数の約1/3を
占めたにもかかわらず、前年比では26%の減少となっています。
エバ地区では両方の価格帯で売上の大部分を占めました。
コンドミニアムにおいては$700,000~$999,999の価格帯の
契約件数が1年前の2倍で101.6%増加しました。
次に高い上昇を見せたのは$1,000,000~$1,999,999の価格帯で54.8%上がりました。
メトロ地区は4月の販売件数の60%を占め、前年比16.5%増加でした。
ワイパフ・エバ地区では46.7%・20%と共に大幅に契約件数が減少しました。
契約入りした物件数においては戸建て・コンドミニアム共に
4月は減少し、前年比で戸建てで18.7%(ダイアモンドヘッド地区で49.1%・
カネオヘ地区で53.2%)減少し、
コンドミニアムで8.8%(同じくダイアモンドヘッド地区で48%・
カネオヘ地区で60%)下がりました。
新しい売出物件数に関して戸建てでは前年比7.6%と少しの減少で
主にダイアモンドヘッド・パールシティー・ハワイカイで下降しました。
コンドミニアムでは2.3%とわずかな増加でした。
コンドミニアムにおける新しい売出物件数は、$300,000~$399,999の
価格帯で33.8%と大幅な減少を見せましたが、$700,000以上価格帯においては
4月の新規物件の28.5%を占め、64.8%増加しました。
オアフ島の不動産市場としては1年前と同じペースが続いていると言えます。
4月に成約になった物件の売出しから契約入りまでに要した日数が
戸建てで10日だったのに対して昨年は9日、
コンドミニアムでは12日に対して1年前は13日でした。
以上となります。
※出所:Honolulu Bord of REALTOR®