2022年1月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
例年であればソニーオープンを含め、日本人観光客で溢れる時期ではありますが、
帰国後の隔離政策のため、日本からの渡航者は大変限られた1月であったと考えます。
反面、米国本土からの観光客は2019年と対比しても伸びている状態で
富裕層を含めた物件購入意欲にも大きく貢献していていると考えます。
https://members.hicentral.com/images/Documents/msr/MSR_2022-01JAN.pdf
2022年1月のオアフ島の不動産市場は、売上において前年比で
戸建ては12.0%の上昇、コンドミニアムは40.8%の上昇で終えました。
中間価格においては、戸建ては2021年8月に出た記録と同じ$1,050,000、
コンドミニアムでは2021年8月の$500,000の記録を更新する
前年比12.8%上昇の$510,000でした。
$900,000以上の価格帯が戸建て販売の大部分となる70%近くを占め
コンドミニアムにおいては$700,000以上の物件が前年比で3倍の販売となっております。
2021年1月では戸建て物件の61.0%が満額以上で前年比24.5%の上昇での成約となっており、
コンドミニアムにおいては39.0%(前年においては30.0%)が満額以上での成約となっています。
売出から買い付けまでに要した日数の中間を示すdays on the marketでは
戸建てでは12日、コンドミニアムでは14日でした。
戸建て物件のリスティングは前年と比べ12.3%の減少となっており、
コンドミニアムにおいては1.1%の上昇となっているものの
高い需要により以前として在庫薄の状態です。
※出所:Honolulu Bord of REALTOR®