2021年6月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
成約件数
パンデミックにより引き起こされた経済的停滞に続いて
不動産市場が回復し始めた1年前の6月と比較すると
戸建てで49.3%、コンドミニアムにおいては134%と
飛躍的な上昇で終えております。
中間価格
戸建ての中間価格は先月の記録($978,000)を上回り
$979,000に達しました。
一方、コンドミニアムの中間価格は$460,000で
2019年7月の記録である$461,500をわずかに下回りました。
Median Days on Market
売出しから買い付けが入るまでの日数(Median Days on Market)の平均は
戸建て依然として8日と記録を維持しており急速にエスクロウ入り
(契約入り)しております。
コンドミニアム市場においても僅か11日と過去最短の日数を記録しています。
売出し物件在庫
売手は市場に待望の在庫をもたらし、6月は戸建てにおいて23%、
コンドミニアムにおいて31.1%の新しい売出物件の増加となりました。
成約価格
満額以上で取引された件数が戸建てで57.7%・コンドミニアムで32.9%
と2021年これまでの傾向も続いて見られています。
買い付け争いが主に発生ているのは戸建ての中間の価格帯であり、
それらの売上の57%が$600,000~$999,999の価格帯となっています。
この価格帯の在庫が1年前と比較して37%減少しています。
一方、コンドミニアムでは満額以上で成約になる66%が
$400,000~$699,999の価格帯で発生しております。
エリア別統計
年初来、戸建てにおいて住宅販売が最も大幅に増加した地域は
ダイアモンドヘッドとメトロエリアでそれぞれ84.4%、76.2%
上昇しています。
コンドミニアムにおいて売上が増加しているのは
マプナプナ・カリヒからワイキキ・モイリリまでをカバーする
メトロ地区で79.4%と人気があり、オアフ島西側に位置する
エバエリアも60.2%の売り上げ増加を記録しております。
※出所:Honolulu Bord of REALTOR®