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11月ハワイ不動産マーケット情報

2020年11月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。

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2020年11月のホノルル不動産協会マーケットデータが発表されました。

11月の成約件数は前年比からも5.6%の上昇と継続して安定した市場の結果で終えております。

2020年度の累計としては戸建てにおいて0.7%の減少にあるとは言え、ほぼコロナ前の2019年度の市場に戻ったと言えます。また戸建て市場の特徴として、売出価格以上(満額以上)で成約になった件数が前年比で210.2%と急上昇しております。

実際には郊外であるエバ、カイルア、カネオヘエリアにおける$700,000~$999,999の価格帯の戸建てにおいて満額以上の取引きが多くありました。11月の中間価格は$872,500と前年比9.8%上昇しております。特に$700,000あたりの価格帯における成約件数が25.7%伸びており、実際に11月に成約になった戸建ての80%以上がこの価格帯となっております。

エリアから見える特徴としては、ダイアモンドヘッド地区の成約件数が40%、カイルア地区が60%上昇しております。これらはリモートワークの定着から本土からのハワイへの移住やセカンドホーム使用の目的の需要の増加から、海に近いなど高級住宅街のセールスの伸びが見られます。

対照的にホノルル中心のメトロ地区における戸建てのセールスは28.6%減少と出ております。ホリデーシーズンに入るこの時期は通例として新しい売出物件数は減る傾向にある中、戸建てにおいては前年比10.8%の上昇と出ておりますが、売出しから買い付けが入るまでの日数は未だ加速を続けており、戸建てでは平均10日で契約入りしております。結果として在庫不足の状態は続いており、2019年比34%の在庫薄となっております。

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コンドミニアムの11月の成約件数は前年比から6.2%減少で終えております。

戸建ての成約件数がコロナ前の軌道に戻った一方でコンドミニアムにおいては2019年度比で15.8%下回った数字の状態にあります。売出価格以上(満額以上)で成約になったコンドミニアムの件数は前年比、79.2%でした。

エバ、セントラル、ワイパフ地区における$300,000~$599,999の価格帯のコンドミニアムにおいて満額以上での取引きが見られます。11月の中間価格は$420,000と前年比1.2%上昇しております。

$500,000~$599,999の価格帯における成約率が最も高く前年比19%上がっておりますが、実際に11月に成約になったコンドミニアムの22.1%を占めるのは$400,000~$499,999の価格帯となっており、この価格帯においてはコロナ前である2019年度の市場のペースを取り戻してきております。

コンドミニアムにおける新規売出物件数は前年比4.1%下降にありますが大きな減少ではなく安定した数字を維持しておりますが、$2ミリオン以上の価格帯における在庫はわずかながらも上昇の傾向に出ております。コンドミニアムでは売出しから平均16日で契約に至っております。

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※出所:Honolulu Bord of REALTOR®

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