2021年5月のホノルル不動産協会のデータから今後のハワイ不動産マーケットを読み解きます。
成約件数は前年比で戸建てで63.3%、コンドミニアムで135.4%
の上昇を見せております。
パンデミックで先が見えず市場の動きが弱かった
2020年5月とは対照的に、1年後の今年5月には戸建ての中間価格が
$978,000と新記録を樹立するまでの躍進を遂げております。
これは今年3月の$950,000の記録をさらに超えており
前例のないペースでの動きと言えます。
Median Days on Market(売出しから買い付けが入るまでの日数)
のおいて戸建てでは8日、コンドミニアムで12日と
こちらもそれぞれ新記録で終えています。
5月の新規売出物件数では戸建てで430戸、コンドミニアムで683戸
とそれぞれ前年比から24.6%・34.2%と上昇していながらも、
5月末には新規売出物件数において戸建ては61%、コンドミニアムは51%
がエスクロウ入りまたは成約しています。
5月に満額以上で成約した戸建ての割合は前月比でも58%と
高い数字を維持しています。
$700,000~$999,999の価格帯の戸建ては成約物件全体の40%を占め、
さらに$1,000,000~$1,999,999の価格帯でも38%のシェアで終えています。
5月に満額以上で成約したコンドミニアムの割合は全体の36%と
前年度の9%から大きく飛躍しています。
あらゆる価格帯において売上は上がっている中でも
$600,000~$699,999の価格帯において最も大きなシフトが見られており、
昨年5月と比べると418.8%上昇の83件の成約件数を上げています。
一方で$300,000~$499,999の価格帯においては前年比で3分の1の
94件の成約となっています。
※出所:Honolulu Bord of REALTOR®